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おにぎりとおむすびの違い

おにぎりとおむすびの違いが何かご存知だろうか。文字で追うなら、にぎったもの、と、むすんだもの、の違い、となるが、藤井は面白い自論を語る。それも、シー・クエンスが手がける現場で出会った外国籍のスタッフとの会話から、思ったものだという。その現場のお昼ご飯のこと。社員の奥さんが手作りのお弁当を差し入れしてくれたのだそうで、人数分のおむすびが用意されていた。すると、外国籍のスタッフが、「これはおにぎりじゃない」と言い出したのだそう。なぜかというと、彼はコンビニで買う正三角形のおにぎりが自分にとってのおにぎりで、目の前にある、ちょっと不恰好なそれぞれサイズが微妙に違う手作りのおむすびは、自分が知らない食べ物なのだ、と。そして人の手によって形づくられたやわらかなおむすびを食べて感動して涙したのだそうだ。その話を聞き、藤井は、店舗で販売された機械で作られたものが“おにぎり”で、人が作ったものが“おむすび”である、と思ったとのこと。おむすびは、人と人の心をむすぶもの、なのである。ちなみに、その外国籍のスタッフは、その後、日本人女性と結婚し、今ではその日本人の奥さん手作りのおむすびを、現場に差し入れているという。