シークエンス

シー・クエンス
仕事ものがたり

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シー・クエンスの社名にこめられた想い

社名であるシークエンス(sequence)には、順序とか手順という意味がある。数学、生物学、制御工学をはじめ、建築や音楽といった文化でもそれぞれに専門用語として使われる言葉だ。藤井は、この社名にこめた想いをこう語る。

ネット時代に仕事をしていると、スピードばかりが取り沙汰されて、人はつい近道を見つけて進みたくなるもの。だけどショートカットができたと喜んでも、しょせん、それは短縮して進んだ道に過ぎない。途中でいろいろなものを端折ってしまうだろうし、見るべきものを見ないで来てしまっているはず。藤井はそのやり方に警鐘を鳴らす。階段はひとつひとつ上がっていかなければいけない。たとえ回り道になってもいいから、細かなところまできちんと見回して、調べ、時に道に迷い、もう一度調べて悩み、そしてよく考えて進むべきである、と語る。これは前職で得た悪しき事例と多くの経験から、藤井が自分にもスタッフにも課している仕事のテーマである。手順を意味するシー・クエンスを社名につけたのには、基本に忠実であれ、という宣言がこめられているのである。