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世界幸福度ランキングとは何か、わたしたちは何を考えるべきか

世界幸福度ランキングとは、国連機関である持続可能開発ソリューションネットワークが、世界幸福度調査の結果に基づいて各国の幸福度をまとめあげ、毎年発表している世界ランキングである。では幸福度とは一体なにで決められているのだろうか。それは、一人当たりの国内総生産(GDP)、社会的支援の充実(社会保障制度)、健康寿命、人生における選択の自由、他者への寛容さ(寄付活動など)、国への信頼度の6つにおいて、判断されるという。これに関するアンケートを各国1,000件ずつ収集してランキングが決定されている。つまり生活者が自身の幸福についてどう感じているかという主観を数値化しているというわけだ。2022年の結果は、全146国中、1位からフィンランド、デンマーク、アイスランドとなっており、8位までをヨーロッパ勢が占める。わが日本は、54位。アジア圏では、26位の台湾に次いでおり、お隣の韓国は59位。このあたりでやっとアジア勢がちらほらと登場する。日本のランキングは、前回の56位、前々回の62位から上がってきてはいる。日本は国内総生産や治安などもある程度のラインで落ち着いており、トップランキングの北欧諸国と数値を比較してみると大きく差があるわけではない。それでも幸福度を感じている人の数が少ないのは、意識の問題なのか。

藤井が生涯の仕事と感じている宅地開発は、まさに家族の幸福度においてもっとも大きなパーセンテージを占めるものである。新たに開発したこの土地で、ひとつの家族が笑顔で希望の人生の第一歩を踏み出すことを頭に入れて、やがて日本の幸福度をアップさせるような暮らしを営んでほしい。そんな願いを心底から持って、日々、仕事に向かっている。