シークエンス

シー・クエンス
仕事ものがたり

写真

母に感謝することの幸せ

5月12日は母の日だった。藤井は、母が世話になっている施設に入居しているすべての女性に、カーネーションの鉢植えをプレゼントすることにしている。昨年もそのことをここに報告した。コロナ禍以降はじめたことであり、中には「実母以外の人になぜそんなことを?」と疑問を投げかけてくる人もいるが、藤井はお構いなしである。子どもの頃から母1人子1人で育ってきた藤井にとって、母親はかけがえのない存在である。いや、すべての人にとって母親とは唯一無二、自らの存在の原点であるわけで、感謝の気持ちを母に真っ向から伝えることのできる大事な日が、母の日なのである。世の中には、親を亡くして天涯孤独のひとりぽっちの人間もいる。それでも母への思いは海より深く、人々の心に存在しているはず。そんなすべての人にとっての母の存在に感謝する気持ちとして、どうしても表したい。だから、施設に入居するすべての女性に、心こめて、花を贈りたいのである。