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今、改めて考える『守破離』

『守破離(しゅはり)』という言葉の意味を、今一度考え、かみしめている。前にもこのコラムで『守破離』については書いたことがあるが、もともとは芸能や芸道における精神性を説いた言葉である。守は、流派や師匠から学ぶことを忠実に守って、確実に身につけていく時期のこと。破は、それまで学んできたことを破るくらいの気合いで、他の流派や師匠の考えや方法についても取り入れ、自分の精神性と技術を磨く時期。そして離とは、流派から離れて自分で新しいスタイルを築き上げていくこと。

学びには終わりなどなく、そして実社会のビジネスにも、これで終わりということはない。シー・クエンスは宅地開発の業界ではまだまだ新参者であり、『守破離』でいえば、もちろん守の段階である。藤井が異業種から参入したこともあり、業界の常識を超えた発想でいろいろな案件に挑んできたことは時に“破”と見えたことがあったかもしれないが、精神性としては“守”を粛々と進めていきたいと考えている。