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実るほど首を垂れる稲穂かな

まだまだ酷暑は続くが、暦だけは秋を迎えている。野菜や穀物も猛暑による不作が続いているというが、秋の収穫期に影響が出ないか、心配である。日本の秋といえば、稲穂が実る季節。田んぼが黄金色に輝く風景は、日本が世界に誇る景色である。しかもそれは日本人が主食としている米なのだ。かつてマルコ・ポーロが伝え聞いたというジパングは、奥州平泉の中尊寺金色堂がモデルになっているというのが一般的な説ではあるが、もしかしたら、黄金色の稲穂が一面に見える秋の田んぼの風景だったのではないか、とさえ思えるほど、美しい景色なのである。

〜実るほど首を垂れる稲穂かな〜 藤井は秋の稲穂の風景を見るたびに、謙虚な姿勢を忘れずにいなければ、と説く、この言葉を思い出す。そして田んぼで米を稲を作ってくださっている農家の方々に感謝の気持ちをこめて、ごはん粒はひと粒も残さずにいただくことを旨としている。

※この写真は、愛知県設楽町の米農家である原田陽子さんとのツーショット。原田さんのお米は冷めても抜群に美味しく、おむすびにすると真価を発揮する。